中古車オークション会場の検査員とは?

中古車を査定する仕事に就くのであれば、一般財団法人が認可をしている「中古自動車査定士」なる資格を持っているに越したことはありません。

最近の大手買取チェーンでは、買取金額を出すのは最終的に本部であり、店舗のスタッフが必ずしも中古自動車査定士取得者でなくても構わないケースも増えています。

しかしやはり、中古自動車査定士を持っている人に査定をしてもらったほうが安心できますよね。

試験はかなり易しい

中古自動車査定士と聞くと、非常に難しい資格のような感じがしますが実際はそうでもありません。

弁護士試験などと比べれば易しいといえるでしょう。中古自動車査定士は、まずはテキストを使った座学から始まります。そこで、ある程度ポイントとなる点を講師が教えてくれますので、安心した心持で試験に望めます。

そして、試験当日にはなんとテキストを見て回答しても構わないのです。

このような厚遇ぶりもあってか、試験の合格率は85パーセントを超えており難易度はかなり低いですね。

オークション会場で働く査定士

中古自動車査定士の仕事場は多岐にわたります。

ガリバーのような買取専門店もあれば、トヨタや日産などのディーラーで働いている人もいます。

そして、中古車オークションの会場で働く人もいるのです。

中古車販売店が車を仕入れる先としてメジャーなのが、中古車オークション会場であり、そこで働いている中古自動車査定士の方も多いです。中古自動車査定士がオークション会場で働く場合、その仕事は持ち込まれた中古車の査定です。

大きなオークション会場となりますと、毎日1000台以上の中古車が持ち込まれますので、そういったオークション会場では複数の査定士が在籍しています。

このような仕事をする査定士は「検査員」と呼ばれています。

検査員の仕事

では、中古車オークション会場で検査員はどのようなことをしているのでしょうか。

かつては、中古車オークション会場一面に車が陳列されており、それを中古車購入希望者が自分の目で見て確かめるのが一般的でした。もちろん、現在でもこの方法は最もメジャーな方法ですが、それと並行して進んでいるのが、データベース化してオンラインで閲覧できる方法です。

会場に足を運べない人、または車が多すぎてどれを見ていいか分からない人は、データベースで絞込みをしてからオンラインで閲覧できます。

データベースのもととなるデータ作成をするのも、検査員の仕事です。

検査員はまるで鑑定士か探偵のよう

検査員の仕事は、どちらかというと鑑定士のような仕事ぶりです。

小さな事実から推論を組み立てていき、大きな事実にたどり着くといった感じです。たとえば、ボディの外側にねじ回しの痕跡があったとしましょう。

そうなると、検査員の頭の中では、これはパネルが損傷して丸ごと交換したのではないか、と推論を立てます。その推論を事実にするためには、それを立証すべく証拠を集めなければなりません。

そのため、ボディの下地の色を確認してもともとの色と別の色を使っているのではないか、またシーラントの硬さや形をチェックしてそれが不自然かをチェックします。その疑問が確信に変わったとき、その車のパネルは丸ごと交換されたと結論付けられるのです。

ここまでくると、鑑定士というよりも探偵みたいですね。

中古自動車査定士は資格取得がスタート

このような細かい仕事を、多くの台数毎日こなさなければなりませんので、検査員の仕事はかなり忙しいものです。

ただし、台数を多くこなすことによって査定の目も養われていきますので、その車をぱっと見ただけでその車の長所と短所を瞬時に判断できるようになります。

そういったことから、中古自動車査定士全般に言えることですが、資格を取得することがゴールではなく、そこからがスタートだといえますね。

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