中古自動車査定で見る電装系 パワーステアリング・ランプ類・エアコン

極端な話ですが、車はエンジンとタイヤ、そしてそれらをつなぐものさえあれば走ることができます。

しかし、実際の車にはそれら以外にも多くのパーツがあり、特に最近の車で注目されているのが電装系です。

電装系とは何か

「電装系」というと、自分は機械工学に全く詳しくないから分からない、と考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし実際のところ、自動車における電装系の定義はとってもシンプルなものです。

「電装系」とは、電気で動く自動車部品のことをいい、これは軽自動車であっても大型トラックであろうとも同じことです。

電装系の心臓部、要となるのが電気を発電してくれるバッテリーです。バッテリーを心臓に例えるのであれば、電気によって動く手足は電装系のパーツです。

そして、電装系のパーツももちろん査定項目としては重要ですが、特に最近の車は電気制御になっているものが多いため、電装系の重要性はますます高まっています。

パワーステアリング

1トン以上もある車をいとも簡単に右へ左へ操縦できるのは、ハンドルにパワーステアリング機構が搭載されているからです。

そして、パワーステアリングは電気によって動いています。試しに、エンジンを切った状態でハンドルを切ろうとすると、とてつもなく重くなってしまいます。

査定の際、パワーステアリングが重く感じた場合、まずは電装系の不調を疑問視します。

その次に、パワステオイルが漏れていたり入っていなかったりする可能性を疑うのです。

ランプ類

自動車の外についているランプには、いくつかの種類があります。

オレンジ色をしているウィンカー(方向指示器)、白色をしているバックランプ、そして赤色のハザードランプです。ランプが切れている場合、真っ先に疑うのはランプの球切れですが、ウィンカーに関しては別の可能性もあります。

ウィンカーの点滅が異様に早かったり、逆に異様に遅かったりする場合には、電装系の異常が考えられます。ウィンカーの点滅は、早すぎても遅すぎても車検には通りませんので、しっかりチェックする項目です。

窓の電装系

窓の電装系で真っ先に思い浮かぶのは、パワーウィンドウでしょう。

今や、ほとんどの車に標準されているパワーウィンドウですが、ウィンドウの動きが遅かったりまったく動かない場合には、電装系の異常の可能性があります。

ドアの電装系

意外かもしれませんが、ドア周りにも電装系のパーツが多く隠されています。

まずはドアロックで、最近の車は運転席でドアロックをすると全席のドアがロックされるようになっています。運転席でドアロックしているのに全席ロックしない、あるいは運転席意外でドアロックしたのに全席ドアロックした場合には、電装系の異常でしょう。

ミニバンで多く採用されているのが、電動スライドドアです。大して力を入れなくても、ドアノブをちょっと押すだけで自動的にドアが閉まってくれますし、もちろん半ドアもありません。

ドアミラーも、最近では電動で向きをコントロールしたり格納できたりできるようになっています。

速度が遅い場合、動かない場合にはやはり電装系の異常です。

エアコン

エアコンも電装系であることはあまり知られていません。

検査をするときには、エアコンを最低温度にしてから風量を最大にして、しっかりと冷えるか、そして風量は安定しているかなどをチェックします。なかなか冷えない場合には、クーラーガスが入っていない場合もあるのですが、エアコン自体が壊れていたりクーラーガスが漏れている可能性も否定できません。

買い取り業者も電装系の修理は別の業者に頼むことが多いので、そうなるとかなりの出費となります。

そのため、エアコンは特にシビアに査定をするのです。

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