査定で見るタイヤ 溝の深さ・製造年月・異常磨耗

自動車はタイヤがなければ走れません。

中古車の査定をした車は、タイヤはほぼ例外なくそのままの状態で再び販売されていきます。

ですので、査定をするときにはタイヤの状態ももちろんチェックして、できるだけ再販価格を高くできるようにするのです。

ところで、査定におけるタイヤのチェックポイントはどんなところなのでしょうか。

タイヤの溝の深さ

F1などではかつて、溝がない「スリックタイヤ」を使用していました。

スリックタイヤは乾いた路面でのグリップ力は最高なのですが、ウェットな路面ですと途端にスケートをすべるようにグリップ力が落ちてしまいます。

さすがに公道を走る市販車でスリックタイヤを履いている車はいません。というより、スリックタイヤを履いて公道を走っていたら法律違反なのです。

タイヤにはスリップサインというものがあり、これはタイヤの溝の深さが1.6ミリメートルになると出現するものです。これ以下の溝の深さのタイヤを履いて公道を走るのは、法律違反となります。

新品のタイヤでは8ミリメートル、新品のエコタイヤなどでも7ミリメートルは溝の深さがあります。

タイヤの製造年月

知らない人は知らないでしょうが、タイヤの側面には製造年月が書かれています。

細かい話になりますので製造年月の見方は割愛しますが、製造年月が古いタイヤを履いていると、査定にあまりよい影響を及ぼしません。古いタイヤはそれだけ溝が浅くなっている可能性もあります。

溝がそれなりに残っていたとしても、長い年月を経ることによってゴムが固くなってしまい、十分なグリップ力を得られません。

また、最近のタイヤはテクノロジーが進化していますので、年月を経てもそれなりのグリップを維持できるようになっていますが、本当に古いタイヤでは劣化の度合いが早いのです

タイヤのひび割れ

自転車のタイヤも、ずっと乗っているとひび割れを起こしてしまいます。

特にひび割れを起こしやすいのがタイヤの側面です。タイヤの接地面は分厚いゴムでコーティングされていますので、接地面がひび割れを起こすのはよほどでないとありません。

しかし、側面はゴムの厚さが接地面ほどではありませんので、タイヤの劣化によってひびが入る可能性が高いのです。接地面にひびが入ればタイヤのグリップ力は大幅に低下しますし、側面にひびが入れば衝撃に対してもろくなります。

初心者ドライバーは、よくタイヤの側面を路側帯などにヒットさせてしまいますが、これもひび割れを起こす要因となります。

タイヤの異常磨耗

タイヤを査定員が見るとき、最も注意をするのがタイヤの磨耗具合です。

基本的には減っていないのが一番よく、減っていたとしてもそれが均等に減っていれば大した問題ではありません。

しかし、中には減り方が均等でないタイヤがあります。

タイヤの接地面の一面のみが若干平らになっている場合、これはドライバーが急ブレーキをかけたためと推測されます。タイヤの内側や外側だけが減っている偏磨耗を起こしている場合には、タイヤのケアが十分でない可能性があります。

タイヤの空気圧が適切でなかったり、ホイールアライメントに狂いが生じている可能性もあるのです。査定員がタイヤの磨耗を見て考える最悪のケースは、事故に遭ったため車がゆがんでしまい、タイヤが偏磨耗を起こすようになった場合です。

そうなると、その車が修復歴のない車と申告されている場合には、その申告を疑わざるを得ません。

タイヤは、車の中で唯一地面と接触しているパーツです。

問題があればそれはダイレクトに車に、そしてドライバーに伝わってきます。問題があると感じたら、まずはホイールアライメントを受けてみましょう。

それでも問題が解決をしないのであれば、タイヤ交換をして査定に臨みましょう。

関連記事

ピックアップ記事

  1. 車を見ただけで、乗ると思っただけでもう本当に酔ったような気分になってしまう方は案外と多いのかもしれま…
  2. イギリスBBCで放映されている大人気自動車番組「トップギア」。 これまでも気に入らない車は徹底…
  3. ドライバーとしてはある意味天敵とも呼べるパトカー。 クラウンやスカイラインなどセダンタイプの車…
  4. 大ヒットし多くの人から愛された車がある反面、人気が集まらず全く脚光を浴びないまま人知れず消えていった…
  5. このサイトでは、車を売る方法を色々と紹介していますが、安全に高く売るには車買取専門店が最も適していま…

最近の投稿

ページ上部へ戻る