事故あり係数適用期間について

「等級の数字=ドライバーの優劣」とは限らない

ノンフリート等級は1等級から20等級まであり、20等級が最も優れた等級と言うことになります。

しかし、等級の数字が必ずしもドライバーの優劣を決めるものではありません。

例えば、10等級のAさんとBさんがいるとしましょう。

一見すると、この2人は同じくらいの優劣のドライバーと感じることが出来ます。

しかし、Aさんは4年前に自動車保険を新規契約して、それ以来4年間無事故無違反で保険会社のお世話にはなっていません。

一方で、Bさんは3年前まで19等級だったのですが、3年連続で事故を起こしており、そのたびに保険会社の保険金のお世話になってきました。

事故を起こすと原則として3等級下がってしまうので、19等級だったのが3年後には10等級にまで下がってしまうのです。

AさんとBさんの現在を見て、どちらのほうが優れたドライバーだと思いますか。

よほどのひねくれ者でない限り、Aさんのほうが優れたドライバーだと思うでしょう。

しかし、単に等級の数字を見ただけではそういったバックグラウンドが分かりません。

そして、保険料の割引がノンフリート等級の数字だけでおこなわれるとしたら、Aさんはあまりにも馬鹿を見ているということにはなりませんでしょうか。

継続契約の事故あり係数適用期間

そんなAさんとBさんの不公平感を解消すべくあるのが、「事故あり係数適用期間」です。

事故あり係数適用期間を設けることで、現在の事故リスクをより毎年の保険料に反映させることが出来ると言うわけです。

では、事故あり係数適用期間というのは何なのでしょうか。

まず、この制度の対象となるのは、ノンフリート等級が7等級から20等級までの人です。

1等級から6等級の人は、それだけでリスクが高いので無事故による割引がありません。

次に、自動車保険を継続する場合と新規契約で、係数も異なってきます。

7等級の人で無事故の人の場合、係数は0.70となります。

つまり、30パーセント割引と言うわけです。

同じ7等級でも事故を起こしている人は、係数は0.80となり、20パーセントしか割引してもらえません。

これは、等級の数字が大きくなればなるほど差は広がっていきます。

20等級の人で無事故の人は係数が0.37、つまり63パーセントオフになるのに対して、同じ等級でも事故を起こしている人は0.56、つまり44パーセントしかオフになりません。

新規契約の事故あり係数適用期間

新規契約の場合、継続契約とは適用される係数が異なります。

ノンフリート等級はもちろんですが、年齢条件も係数に影響を与えます。

6等級の新規契約であっても、「全年齢補償」と言う幅広い補償体制ですと、1.28となり、28パーセント割り増しとなります。

これを「26歳以上補償」にしておけば、係数は0.91、つまり9パーセント割引となるのです。7等級の場合も同じことが言えます。

期間について

事故あり係数適用期間でもうひとつ重要なのが、期間です。

「事故あり」で何年間計算するか、それも保険料の支払においては重要なことです。

事故には3等級ダウン事故と1等級ダウン事故、そしてノーカウント事故があります。

このうち、ノーカウント事故に関しては、「事故あり」で計算することはありません。

3等級ダウン事故の場合には3年間は「事故あり」で、1等級ダウン事故を起こした場合には、1年間は「事故あり」で計算をすることとなります。

「事故あり」の最中でも無事故を繰り返していけば等級は上がっていきますが、同じ等級でも「事故なし」の人と比べれば保険料は割高です。

「事故あり」の適用期間の最中に再び事故を起こしてしまえば、それが3等級ダウン事故であれば3年間延長となります。ちなみに、期間の上限は6年です。

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