BMW5シリーズのデザインと走行性能

自動車メーカーには、稼ぎ頭となるようなモデルが存在しますが、BMWにとってそれは「5シリーズ」を意味します。

どの自動車メーカーも、売れ筋モデルには惜しげもなく最新技術を投入しており、5シリーズも例外ではありません。

そこでここでは、5シリーズをデザインの観点から分析していこうと思います。

ダイナミックな造形が魅力的な5シリーズのエクステリア

近年では、金属加工の技術が向上したため、これまでには見られなかったような凝ったエクステリアを採用する車が増えてきています。

現行の5シリーズが登場したときも、そのあまりのデザインに「さすがにやりすぎでは」と思ったものです。

BMWらしいフロントグリルのデザインこそそのままでしたが、ヘッドランプのデザインはこれまでの優等生ぶりから一変してやんちゃさが垣間見えるようになってきました。

釣り目のヘッドライトがその最たるものでしたが、今となってはこのデザインがBMW内のみならずライバルメーカーでもこぞって採用されていることを考えれば、先見の明がありトレンドリーダーとしての5シリーズの存在感を再確認できます。

前から見てみるとあまり分かりませんが、横から見てみると5シリーズのセクシーさが見て取れます。

インテリアは機能的

かなりアバンギャルドなエクステリアを見ると、インテリアは少々拍子抜けするほどシンプルです。

ただし、車を運転している際にはインテリアに触れている時間が圧倒的に多いので、シンプルであることは悪いことではありません。

インエリアのカラーリングを見てみると、あまりガチャガチャと余計な色が混じっていないのが、まずシンプルさの所以でしょう。

インパネ周りは、水平方向に大胆に落ち着いたメッキパネルを、シフトレバー周辺にも同様のメッキパネルを配しており、一種のゴージャス感を演出しています。

ステアリングホイールの周辺も、ハンドルを放さなくても操作できるスイッチやところどころに施されているメッキパーツが、BMWらしいスポーティーなイメージを感じさせてくれますが、それ以外はごく普通にまとまっています。

木目調以外のパネルカラーはダークグレーに配色されており、落ち着いた雰囲気を与えてくれますね。プラスチックパーツで落ち着いた品格を表現するのは、BMWが最も秀でている点でしょう。

インテリア全体を評してみると、決して派手さはないものの古臭さも感じさせない、そんな普遍的なデザインが貫かれているような気がします。

そして、シートの大きさにかなり驚くものです。

車内に入った時にはあまり感じられずにむしろ狭く感じますが、実際に座ってみると包み込まれる感じがしており、段違いのくつろぎ。

これは、座面がたっぷりしているために車内が窮屈に見えているだけなのです。

ただし、ラゲッジスペースはライバルと比べると若干容量が少なく、しかも出っ張りが使い心地を損ねている点が残念ではありますが。

iDriveについて

BMWの最新走行システム、それが「iDrive」です。

iDriveのコントローラーはシフトレバーの近くに配置されておりますが、BMWは駆け抜ける歓びを重視しているだけに、iDriveが運転の妨げになるようなことはしていません。

iDriveのコントローラーは、手元を見ないでも操作ができるようになっており、これが他の車との大きな違いです。

目に入るところにコントローラーがあると、どうしてもそちらに視線が移ってしまいますが、iDriveではそんなことは基本的にありません。

最近のiDriveは機能も豊富になっていることから、ブラインド操作ですべてを使うにはかなりの慣れが必要となりますが、それでも運転への集中度合いはライバルをしのぎます。

鍛え抜かれたアスリートのような運動性能

車で差別化しやすいのは、エクステリアデザインや最新機能といったところでしょう。
しかし5シリーズは、一見分かりにくそうな走りにおいても顕著な違いを見いだせるのです。

「駆け抜ける歓び」を標榜しているBMWだけあって、全てのシリーズで運動性能が秀でているのですが、5シリーズも決して例外ではありません。

5シリーズは決してスポーティーモデルではありませんが、その走行性能はスポーティーモデルと言われても遜色なし。

その運動性能を表するのに、アスリートの筋肉を例えに使うことがあります。

ライバルであるメルセデスベンツのEクラスは、筋骨隆々のマッチョマンのようで、ありとあらゆる外部衝撃を跳ね返す力強さがあります。

それに対してBMW5シリーズは、細身ながら鍛えあげられたアスリートのようであり、ボディの堅さと言うよりは筋肉のしなやかさで衝撃をうまいこと吸収しているといった感じですね。

それだけに、5シリーズは「走る」だけでなく「止まる」「曲がる」といった車の基本的な運動性能が、すべてにおいて標準以上なのです。

Eクラスには劣るものの、高速道路を走行しているときの安定性はそれなりにあります。

5シリーズの真骨頂は、「曲がる」や「止まる」が多い峠道や市街地での走行でしょう。スポーツカーのハンドリングは、ダイレクトさを強調したものが少なくありません。

ハンドルを切ればスピーディーに切った分だけ曲がるというものですが、5シリーズはその類のハンドリングとは一線を画します。

あくまでも自然なフィーリングのハンドリングを目指しており、クイックなレスポンスではなく適度なレスポンスです。

他のスポーツカーにはないしなやかなアスリートのような走りを、5シリーズならば体感できます。

感覚面で優れたエンジン

走りにおいて、運動性能と双璧をなす重要要素といえばエンジンですね。

エンジンといえばメルセデスと思いがちですが、BMWも負けてはいません。

直列6気筒3リッター直噴ターボエンジンは、力強さは言うまでもありませんし、それは実際の数値が証明してくれるでしょう。

しかし5シリーズのエンジンは数字で計測できるものだけではなく、心地よいエンジンサウンドや精密なフィーリングなど、数値化できない感覚の部分で大きなメリットがあります。

燃費向上技術も搭載

もちろん、古くからのものは重視しつつ、最新技術の投入も忘れてはいません。

世界的に燃費性能の向上が車に求められており、最新技術をここに投入する傾向が強まっておりますが。BMW5シリーズにも燃費瀬能を向上させる技術が投入されています。

5シリーズには「ECO-PRO」モードという燃費重視モードがあるのですが、これはただの燃費重視モードではありません。

他の車で燃費重視モードにすると、どうしても走りが犠牲になってしまっていっぱいいっぱいになってしまいますが、駆け抜ける歓びを大切にしたい5シリーズは地力が総統にあるため、ECO-PROモードにしても走りにはまだまだ余裕が垣間見えます。

車が停止しておく際にエンジンを停止しておくアイドリングストップも、5シリーズには搭載。

アイドリングストップの中には、再始動までにタイムラグがありすぐに発進できないものもありますが、5シリーズではそんな心配はいりません。

動作が非常に滑らかですので、走りを邪魔することがありません。

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