自動車の対物賠償保険 直接被害と間接被害を理解しておこう!

交通事故で最も避けなければならないことは、相手の命を落としてしまうことです。

死亡事故となると、賠償金も高額となってきますし、事故を起こした本人も懲役刑は免れることができません。しかしそれよりも、失った命がかえってこないということが何より問題なのです。

そのため、事故によって怪我をしたり命を落とした場合には、対人賠償補償と言うのがあります。

対人賠償保険は任意保険はもちろんのこと、任意保険にも備わっている大事な保険なのです。

物を壊すのも重大な過失

人の命に比べればまだ軽いかもしれませんが、事故を起こして物を壊すと言うことも非常に重大な過失となります。

自賠責保険の場合、あくまでも被害者の救済に重きをおいていますので、被害者のものまでは賠償してくれません。相手のものを壊してしまったとなりますと、任意保険に頼るほかないのです。

対物賠償保険の特徴として挙げられるのは、「自分のものを壊した場合には対象外となる」ということ。

例えば、「自宅の庭で奥さんが自分の車にぶつけてしまった」とか、「自宅のガレージへの車庫入れに失敗してガレージを壊してしまった」と言う場合、任意保険の対物賠償保険を使うことは出来ません。

直接被害と間接被害

自分以外の「もの」であれば、それは基本的には全て対物賠償保険の対象となります。

相手の車にぶつけてしまった場合はもちろんのこと、「自爆」をして見知らぬ家に突っ込んでしまった場合、運転を誤って電柱やガードレールを壊してしまった場合など、公共のもの、私的なものを問わず対物賠償保険の対象となります。

しかし、対物賠償保険が対象とするのは、なにも「もの」に限ったことではありません。

相手の車に突っ込んでしまった場合、その車のレッカー費用なども対物賠償保険の対象となるのです。

上記のものはいずれも、事故を起こしたために直接発生した被害と言えますので、これらの被害のことを「直接被害」と言います。

しかし、直接被害があるということは、当然ながら「間接被害」があるということでもあります。

間接被害と言うのは何かというと、事故を起こされたことによって、本来得られるはずだった利益が得られなくなったことをいうのです。

間接被害の例:

最近コンビニエンスストアなどで多いのが、駐車場に入れようとしてアクセルとブレーキを間違えてしまい、店舗に突っ込むと言う事故です。

コンビニエンスストアは駐車場と店舗の距離が近いので、少しアクセルを間違えただけで突っ込んでしまいます。

事故を起こしたら、店舗のガラスの修理代を支払わなければなりませんし、破損した商品も弁償しなければなりません。

これらは直接被害と言えますが、店舗を修理している間はコンビニエンスストアは休業せざるを得ませんので、その間の売り上げや従業員の給与なども発生しなくなってしまいます。

結構高額になる賠償金額

人命に比べれば物を壊すのはまだ安いのではないかと思ったら、そんなことはありません。

特に対物賠償の場合、間接被害の金額が大きくなる傾向にあります。事業規模が大きくなればなるほど、事故に伴う間接被害(売り上げの損失、従業員の給与)も大きくなると言うものです。

過去の判例:

パチンコ店に突っ込んで1億3580万円、電車に突っ込んで1億1347万円と言う高額賠償判決がでています。

これらは両方とも、直接被害と間接被害の合わせワザです。

これらの高額賠償はレアケースだとしても、1000万円クラスの賠償はよくあること。それをいざ支払うとなりますとなかなかすぐには支払えません。

そのため、対物賠償保険は「無制限」に加入しておくのがいいでしょう。

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