同乗者を良い意味で酔わせるAT車運転術!

AT車があたり前となって久しい今日このごろですが、同じAT車でも運転する人によってずいぶんとスムーズさが違うなと感じることがあります。AT車は車が勝手に変速してくれるんだから腕はほとんど関係ないんじゃないの?と思うかもしれませんが、じつはそうとも言い切れません。

そこで今回はAT車をスムーズに走らせるための運転術を、特に発進と停車の面から見ていきたいと思います。ちょっと意識しただけで「あれ!?運転上手くなった?」って言われるくらい走りが激変して、同乗者も大満足のAT車運転術をご紹介します。

ちなみにAT車の販売割合て今どれくらいなの!?

みなさんは、最近MT車を運転したことがありますか?15年位前までは営業車の軽自動車は、MT車がちらほら残っていて、たまに出会うと「おっ♪」なんて思ったものです。コキコキ自分でシフトチェンジしていくのが逆に新鮮で、「よしよしまだMT運転大丈夫」なんて思ってみたり。

ところが、いつからか最廉価の営業用軽自動車もAT車に変わっていて、MT車を運転する機会はぱったり無くなってしまっていました。

そこで、MT車はいったいどれくらいの販売割合なのか気になってので調べてみました。

私がまだ小学生の頃、阪神タイガースが日本一に輝いた1985年にはMT車販売割合が51%

と、かろうじてAT車を上回っていました。ところが10年後の1995年にはMT車販売割合は2割を切り、さらに10年後の2005年には3%ちょっとになってしまい、ついに2015年には、1%ほどと、まさに風前の灯火状態です。

これじゃあMT車を見なくなるのも納得ですよね。もう免許もAT車限定でも何の問題もなさそうですが、免許の種類の割合は最近はどうなんでしょう。

ちなみに日本は世界一のAT車パラダイスだということはご存知でしょうか。海外ではアメリカがAT車が9割位なのが目立ちますが、他の国は未だMT車が主流で欧州などではAT車は2割くらいしか普及していません。

時代は自動運転だなんて言ってますが、海外ではそれどころの騒ぎじゃないようです。運転好きが多いんでしょうか?

もし欧州旅行などでレンタカー借りるってなったらいきなりMT車とコンニチワになる可能性も大きいので、気をつけたほうが良いかもしれませんね。

AT車は誰が運転したって同じ?いいえ。腕の差がはっきりと表れますよ!

AT車はオートマチックトランスミッションの名前そのまんま、車載コンピューターが最適なタイミングでシフトチェンジしてくれるので、ドライバーの腕なんて関係なさそうにも見えます。

それでも、運転する人によって同じ車でも、同乗者が酔ったり、酔わなかったりするのはなぜでしょう。じつはAT車であってもスムーズに走らせるには、ちょっとしたコツや心がけが必要なのです。

友人など他の人が運転する車に乗せてもらった時に、やけに頭が前後に揺さぶられるなと感じたことはありませんか?これは、アクセルとブレーキの踏み方に問題があるのです。このような運転だと、車に酔いやすい人だと3分も経たずに「気分が悪いんだけど…」になってしまいます。

AT車で同乗者を酔わせないための発進アクセルワークを伝授!

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AT車でも1速の扱いは特に注意が必要!何速に入っているのか常に把握するようにしましょう

それでは、どうすればスムーズな運転ができるようになるのか確認していきましょう。最初は発進ですが、いきなり重要ポイントです。

隣に乗っている人の頭が、発進のたびに後ろに大きく揺れたりはしていませんか?そんな状態では、加速Gが強すぎるので、同乗者は車酔いの危険大です。

そうならないためには、ブレーキを緩める時から気を使いましょう。慣れるまでは心のなかでゆっくりと1秒数えながらじんわりと離すようにすると良い感じになります。たったそれだけでもAT車のクリープ現象を利用した、最高にスムーズな滑り出しができてしまいます。

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タコメーターで、エンジン回転数が上がり過ぎていないかチェックしましょう

ブレーキを離したらすぐにアクセルをグッと踏み込みたくなってしまいますが、ココもちょっと我慢が必要です。タコメーターの針が滑らかに上がるようにジワジワっとアクセルを踏み込んでいきます。

ATが2速にシフトアップする前にアクセルを強く踏み込むのは、パワフルな1速の加速がモロに出てしまうので厳禁です。

このジワジワはあんまり長い時間やる必要はありません。ここはだいたい2秒位もあれば充分で、そのあとはむしろしっかりと加速していきます。

なかには燃費ばかりを気にしてこのジワジワだけで加速する人もいるんですけど、交通の流れを阻害するばかりか、じつは燃費にも逆効果という研究結果もあるそうです。

つまり、発進はじわっと、中間加速はキビキビって意識するとよいかなと思います。不思議と中間加速以降は、キビキビ加速のほうが酔いにくいようですので、ここからは安心してアクセルを踏み込みましょう。

滑らかな極上減速テクニック!

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アクセルとブレーキのどちらも繊細なタッチが必要です!

発進が上手くできたら、今度は減速です。じつはブレーキを踏む前から停車は始まっているのです。アクセルを戻してすぐにブレーキをせかせかと踏み込む方もいるようですが、これだとエンジンブレーキも加わって強力な減速Gがかかってしまいます。

スムーズな減速のコツは、アクセルワークも連動して行うことです。たとえば遠方の信号機が赤になりそう(歩行者用信号が点滅し始めている)とか、自分の数台前の車のブレーキランプが点灯したときは、アクセルをまず戻しましょう。目の前の車のおしりだけを見ていると対応が遅れてしまうので注意です。

AT車はエンジンブレーキが効きがMT車よりもマイルドなのでわかりにくいかも知れませんが、エンジン回転数が落ちるとともに、トルクコンバーター(AT車のクラッチにあたります)もシフトダウンに向けて準備を始めています。

同乗者はアクセルを戻したことには、ほとんど気がつかないと思いますが、車はすでに減速体制に入っています。

さらなる減速が必要な状況になってきたらODスイッチをオフにするか、MTモードがあればそれを使ってシフトダウンして、エンジンブレーキを活用します。ATのエンジンブレーキは4速→3速ではマイルドなので、上手な減速に利用することができます。3速→2速ではちょっとエンジンブレーキが強く効いてしまうので、ここでは使わなくても良いでしょう。

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アクセルを戻してエンジンの回転数と速度が落ちてきたら手動でシフトダウンします。MTモードが付いていたらそれをつかいましょう

リムジンのごとくVIPなブレーキング

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ブレーキペダルでディスクブレーキを締め付けている感触を感じましょう

最後はいよいよブレーキを踏んで減速していきます。ここでは、加速とは逆に早めの段階でしっかりと減速します。減速が足らずに前の車にぶつかりそうになってブレーキを踏み増していくのは避けたいところです。

踏み増しブレーキをしてしまっているときは、同乗者の頭は確実に前のめりになっています。最後にはガックン停まって頭が振り戻されるので、これでは車酔いになってしまううのもしょうがないですよね。

これを避けるためには、車間距離をしっかり保った減速が重要です。そのため早めにアクセルを戻して減速体制に入っていることがここでも大切になってくるのです。

そして一番重要なのが、車が停まる直前です。いよいよ車が停まろうかという段階になったら、ブレーキをかすかに効いているかというところまで緩めます。この状態でゆるやかに車間距離を詰めながら停車する感じです。

完全に車が停まっててからしっかりとブレーキを踏みこんで確実に車を停めます。ここまでやると、まるでVIPをのせたリムジンのごとく、スムーズな停車が実現します。

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時速5kmを切ってからのブレーキングは繊細に!

まとめ

基本的には発進と停車しかない電車においても、腕の善し悪しははっきりと表れて、新人運転手だと、乗客もつり革が手放せないほど揺さぶられてしまうことがあります。

車の運転でも同じことが言えますし、AT車は意識していないと、新人運転手の電車状態になってしまいがちなので気をつけてみましょう。

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