自動車メーカー各社エンブレムの由来まとめpart1(トヨタ・アウディ・ポルシェなど)

自動車メーカーのシンボルとも言える、メーカーエンブレム。

アウディの連続した丸い円、フェラーリの跳ね馬などなぜそのエンブレムになったかの経緯はご存知でしょうか。

今回はそんな自動車メーカー各社のエンブレムの由来についてご紹介していきます。

1.トヨタエンブレム

まずは日本最大の自動車メーカー「トヨタ自動車」。

トヨタのエンブレムは大きな外円の中に2つの楕円がTの字で交差しているのが特徴的です。

このTの字は勿論トヨタの「T」をモチーフにしたもの。

また自動車の象徴とも言えるステアリング(ハンドル)をモチーフにしています。

外側を囲む外円はお客様や世界を、2つの楕円はトヨタユーザーとトヨタの心をそれぞれ表しています。

広い世界でユーザーとトヨタを交差させるというトヨタらしい意味合いが込められています。

2.マツダエンブレム

1997年よりマツダが使用している現行エンブレム。

まるで鳥の羽を思わせる様なV字型の生命感溢れるエンブレムです。このマークはVではなく実は”M”を形どったもの。

Mはマツダの頭文字の意味もありますが、もう一つ古代ペルシアのゾロアスター教の最高神アフラ・マズダーの頭文字(マズダーのM)の意味も込められています。

アフラ・マズダーは、叡智・理性・調和の3つを司る神。

“マツダ”という社名時代は創業者の松田重次郎の苗字と、自動車業界でこの3つを目指すという事でマズダー神の名称を崩して文字ったものとなります。

こういった経緯がマツダエンブレムのMに込められています。

またMの字が鳥の翼の様に躍動感溢れるデザインとなっていますが、これは未来に羽ばたく・革新するを意味しています。

3.プジョーエンブレム

プジョー車のフロントマスクに堂々と描かれる獣のマーク。

これは架空の獣の様にも見えますが”ライオン”を表しています。なぜライオンマークかというと遡るは19世紀。

もともとプジョーは自動車会社ではなく、初期は農業などで栄え19世紀に入ると工業製品で名を轟かせる様になったフランスの実業一家「プジョー家」が母体となります。

このプジョー家が自家製の工業製品に使用していたのがこのライオンマーク。

商標登録は1858年にされており、それ以降に作られた工業製品、また自動車においてもこのエンブレムが使用され続けています。

当時作られていたノコギリなどの工業製品の品質保証として、ライオンの持つ力強さ、しなやかさ、速さを印象付けるべくこのマークが採用された様です。

4.アウディエンブレム

アウディのまるでオリンピックマークの様な4つの円が連続したエンブレム。

このエンブレムはかつて存在したドイツの自動車連合グループ「アウトウニオン」が使用していたエンブレムです。

アウトウニオンは、ホルヒ、アウディ、ヴァンダラー、DKWという4つのドイツ自動車メーカーから成る連合グループ。

4社が力を合わせて諸外国の自動車メーカーと戦おうという意味から4つの円が重なったデザインとなっています。

アウトウニオンは1980年代の時点で消滅しましたが、その一角であったアウディは生き残り当時のアウトウニオンマークをエンブレムとして現在も頑なに使用し続けています。

5.ポルシェエンブレム

ポルシェの中心に跳ね馬が描かれた複雑なエンブレム。

この跳ね馬部分は、ポルシェ創業の地であり現在も本社のある「ドイツ=シュトゥットガルト市」の紋章にちなんだもの。

左上と右下にある刃の様なギザギザした横線はシュトゥットガルト市が属する「バーデン=ヴュルテンベルク州」の紋章となる”鹿の角”をモチーフにしています。

またエンブレム各所に広がる赤い横線は「知」を表し、黄金色の背景は「豊穣を表す麦」を意味しています。

6.フェラーリエンブレム

堂々とした跳ね馬が描かれたフェラーリのエンブレム。

この跳ね馬はよく見るとポルシェの跳ね馬とよく似た馬が描かれています。

それもそのはず、フェラーリもポルシェと同じくドイツ=シュトゥットガルト市の紋章の跳ね馬をエンブレムに使用しています。理由としては遡ること第一世界大戦。

大戦中のイタリアの国民的な英雄パイロット「フランチェスコ・バラッカ」がこのマークを自身の戦闘機に掲げており、その後フェラーリの創業者「エンツォ・フェラーリ」にこのマークが譲渡されます。

フェラーリはこのマークを重んじて受け取り以後現在までこのマークをエンブレムとして使用しています。

フランチェスコ・バラッカがなぜ敵国ドイツの紋章を掲げていたのか言うと、撃退した国の戦闘機が掲げていたマークを戦利品として自身の戦闘機に張る慣わしが大戦当時の文化としてあったからの様です。

まとめ

トヨタに限ってはメーカー理念をそのまま表した形ですが、それ以外のメーカーは伝承やメーカーが歩んできた歴史など世間には余り知られていない背景が組み込まれています。

これ以外のメーカーについてはpart2で引き続きご紹介していきます。

関連記事

ピックアップ記事

  1. 車を見ただけで、乗ると思っただけでもう本当に酔ったような気分になってしまう方は案外と多いのかもしれま…
  2. イギリスBBCで放映されている大人気自動車番組「トップギア」。 これまでも気に入らない車は徹底…
  3. ドライバーとしてはある意味天敵とも呼べるパトカー。 クラウンやスカイラインなどセダンタイプの車…
  4. 大ヒットし多くの人から愛された車がある反面、人気が集まらず全く脚光を浴びないまま人知れず消えていった…
  5. このサイトでは、車を売る方法を色々と紹介していますが、安全に高く売るには車買取専門店が最も適していま…

最近の投稿

ページ上部へ戻る