走行距離で見る中古車選び

昔、高速道路の路肩などにふと目をやると、ボンネットを開けてエンジンルームから蒸気(煙?)をもうもうと立ち込めている車をよく見たものです。

オーバーヒートがその原因なのですが、最近そのような状態の中古車にはなかなか出くわしません。これもひとえに、最近の中古車の性能が向上しているからでしょう。

走行距離は中古車の価値を左右する

しかし、どんなに中古車の性能がよいからと言っても、走行距離を積み重ねれば壊れるリスクは高くなっていきます。

走行距離が10000キロメートルよりも50000キロメートル、そして50000キロメートルよりは100000キロメートルの方が壊れやすいのは事実です。そのため、走行距離の少ない中古車は程度のよい車として取り扱われ、買取りに出す際にも高価買取が期待できます。

逆に、走行距離が100000キロメートルを越えているような車は、多走行車として取り扱われ、買取りに出す際にも大幅な減額は覚悟しなければなりません。

走行距離が少なくても注意すべき中古車

しかし、全ての中古車が以上の原則に当てはまるわけではありません。

走行距離が少なくても、それが修復歴のない車であっても、中古車として買うべきではない車はあります。一般乗用車ではないのですが、クレーンのついたトラックの場合、車を動かすエンジンがクレーンを動かす動力にもなっている場合があります。

トラックを走らせている際にはしっかりとタコメーターが動くのですが、車を停めてクレーンだけを動かしている場合、エンジンは動いていてもタコメーターは回りません。ですので、タコメーターの走行距離以上にエンジンはダメージを受けていることになります。

もうひとつ、週末くらいにしか乗らない車も注意です。

平日はずっと駐車場に停めっぱなしで、週末にだけちょこっと転がすといった感じの車の使い方をしていれば、確かに走行距離はさほど増えません。しかし車というのは難しいもので、動かしすぎてもダメージを受けますが、全く動かさなくてもダメージを受けます。

エンジンをあまりに回さないと、エンジン内のオイルが全て下がってきてしまい、内部パーツがオイルで保護されなくなってしまいます。その状態で週末にエンジンを動かすと、パーツ同士の摩擦でエンジンの寿命を早めかねません。

そういった車を見分ける方法として、マフラーのさびがあります。マフラーがさびているような車は、さほど頻繁に車を動かしていない可能性が高いのです。

他のパーツは確認が難しいですが、マフラーなら外からでも確認できます。

走行距離が多くても心配の少ない中古車

逆に、走行距離が100000キロメートルを越えていても、さほど心配いらない中古車もあります。

その中古車とは、ワンオーナー車です。

ワンオーナー車とは、車を新規登録してからずっと同じオーナーが乗り続けている車のこと。中古車の謳い文句を見ても、「禁煙車」「4WD」などの表示に並んで「ワンオーナー」の表示が書いてある場合も少なくありません。

新車を購入する資金的余裕のある人ですので、ディーラーなどで定期的にメンテナンスを受けている傾向が高いです。さらに、仕事上車を使う人のワンオーナー車は、ことさらその傾向が高いです。

車が壊れてしまったら修理代金がかかるのはもちろん、仕事に支障が出るのを知っているゆえ、メンテナンスをしっかりして壊れないようにするからです。さらに、法人のワンオーナー車は整備はディーラーさんにまかせっきりということもあります。

会社の社長や重役は長距離移動にも車を使うことが多く、どうしても走行距離を稼いでしまいます。

しかししっかりとメンテナンスはしておりますので、多走行車の中古車の中でもお買い得です。

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