整備渡しの車について

中古車を購入する際には、その車の状態をしっかりと見極めなければなりません。

しっかりと状態を見極めたとしても、100パーセント故障しない保証はどこにもありません。

そこで、万が一故障しても無償で修理をしてくれる「保証つき販売」があります。

「整備渡し」とは

もちろん、万が一壊れたときの保証がついていればうれしいには違いありませんが、それよりも壊れないほうがうれしいです。

壊れないためには、中古車の納車前にしっかりと整備をすることが重要です。中古車のプライスボードに、「車検2年つき」というような車があるのを見たことがありませんか。

これは、「販売している時点ではその車の車検が切れているが、納車までには車検を通して整備をして渡します」という車です。

車検にかかる法定費用は別途請求されますが、車検の手数料や整備にかかる費用は込みになっています。このように、中古車を購入する販売店に整備をお願いして納車してもらうことを「整備渡し」というのです。

「整備渡し」か「現状販売」か

「保証つき販売」「整備渡し」以外に、保証がない「現状販売」があります。

整備渡しも基本的に保証がありませんので、現状販売との区別がなかなかつきません。整備渡しと現状販売を見極めるためには、契約書を見れば分かります。

整備渡しも、必ずしも車検切れの車のみを対象としているわけでなく、保証はつけないが車検が残っている車の整備をする場合もあります。

この場合、別途整備費用を請求する場合もありますので、契約書には整備代金が計上されており、この車は「整備渡し」となります。

さらにややこしいことに、車検切れの車の車検を通しても「整備渡し」とならない場合もあります。それは、販売店がユーザー車検を利用した場合です。

ユーザー車検であれば、車検に通過する最低限の事をすればいいので、整備の必要もありません。この場合、販売店は「整備渡しではない」と主張するでしょう。

整備渡しにすると、故障した際のクレームを受けざるを得ないからです。

整備渡しの車は安心

もちろん、整備もしない現状販売の車よりも、保証こそないものの整備をしてある整備渡しの車のほうが、購入者としては安心です。

販売店側から見ても、整備渡しのメリットはあり、特に故障やトラブルを未然に防げるメリットが大きいです。中古車のメンテナンスは人それぞれですので、指定された距離ごとにオイル交換をしている人もいれば、買ってこのかたオイル交換なんかしないで売りに出したなんて人もいます。

中古車を買う人もそれぞれで、エンジンルームはもちろん隅々まで車をチェックする人もいれば、ろくにチェックせずに買ってしまう人もいます。

ろくにオイル交換もしていない車を、ろくにチェックしない無頓着な人が買って乗ったら、壊れる可能性は高くなります。

そんなトラブルを未然に防ぐためにも、販売店での整備渡しが重要なのです。

整備渡しの「整備」はどこまでやるのか

「整備渡し」を謳っている中古車販売店は数多くありますが、どんな整備をするかについては各販売店が独自に決めており、統一基準がありません。

ここで気をつけないといけないのは、業者の中には「いんちき」をするものがいるということ。

「応急処置的な整備をする」や「整備の資格のないものが整備をする」などはまだ可愛いほうで。「点検・整備を全くしない」という詐欺まがいの業者もいます。

いんちき対策としては、整備記録簿を発行してもらうこと。車検も同時に受けるなら法定24ヶ月点検の整備記録簿を、車検が残っているなら法定12ヶ月点検の整備記録簿を発行してもらいましょう。

整備記録簿の発行を拒否する販売店から車を買うのは、やめたほうが無難です。

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