車高から選ぶ失敗しない新車選び!

車選びをする際にまず最初に検討することとして、メーカーやボディータイプの選択などがありますが、車高も重要な選択ポイントとなるでしょう。

車高の違いがもたらす使い勝手や走りの違いは、思いのほか大きなもので、後悔しない車選びのためには必ず見当すべき事項です。

今回はこの車高の違いがどのような影響をおよぼすのかについて考えてゆきたいと思います。

立体駐車場の高さ制限から考えてみる

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立体駐車場に必ず表示されているのが高さ制限の標識です

地方の土地に恵まれたところではまだまだ平面駐車場が主流かもしれませんが、すこし街中になってくると立体駐車場のところが多くなってきます。立体ですので当然高さ制限が伴うのですが「必ずこの高さ」という風には決まっていないのが悩ましいところです。

ちなみに一般的な立体駐車場のなかで一番厳しい部類の高さ制限は1550mmでしょう。駅前のタワー型機械式立体駐車場でよく見かける高さ制限です。この低い車高をクリアできるは、セダンタイプやステーションワゴン、コンパクトカーなどに限られてしまいます。

都心部で機械式駐車場の利用が見込まれる場合は、残念ながらミニバンやSUVのほとんどは選択肢から外さざるをえないでしょう。

ちなみに軽自動車でも、ミニカトッポからトールタイプのワゴンが流行りだしたこともあり車高1550mm以下の軽自動車は今や少数派になっていますので注意が必要です。たとえば三菱のiは見た目は小さそうですが車高1600mmもあります。

次の高さ制限の壁で多いのが自走式立体駐車場の1790mmの壁です。1790mmは平均的な数値で、これと決められた数字ではないのですが、ひとつの目安にはなりそうです。この高さは比較的歴史のある古いビルなどで多く見かけます。

この高さだと一部ミニバンも入庫可能な車種が現れはじめます。代表的なのはホンダのオデッセイで、車高は1695mmで比較的余裕があります。フリードも1715mmなので大抵は大丈夫そうですね。

少し意外なところではトヨタのエスティマも車高1745mmでなんとか1790mmの壁はクリアしています。一部駐車場では引っかかるかもしれませんが、かなりの駐車場の高さ制限をクリアするミニバンとしては魅力的な存在であることは間違いないでしょう。

ちなみに軽自動車のダイハツのウェイクにいたっては、車高がなんと1835mmに達していて「スーパーハイトールワゴン」などという呼称もつけられています。この車高はなんとトヨタのミドルサイズミニバンのノアやヴォクシーよりも高くなっています。

これほどに車高があると、軽と言えども高さ制限に掛かってしまうケースも多くなってくると思われます。軽自動車でも車高チェックは欠かせないですね。

都内居住で体感する大型駐車場の高さ制限ってどれくらい

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ごく一般的な地下駐車場…高さはどれくらい?

実は私の乗っているグランディスは車高が1685mmとオデッセイとほぼ同じなので、そのままなら1550mmの機械式駐車場以外はほぼ問題ない高さなのですが、ルーフボックスを積んでいるので車高の合計は2060mmにもなります。

高さのあるLクラスキングオブミニバンのアルファード&ヴェルファイアの車高が1905mmですので、さぞかし駐車場では苦労しているだろうと感じられるかもしれません。

しかしながら、今までショッピングセンターやデパートなどの立体駐車場で入庫を断られたことはほとんどありません。

基本的に高さ制限が2100mmのところが非常に多く、2060mmのうちの車は絶妙にクリアしているのです。(そんな計算なんてしてなかったですが)

一度だけ高さ制限2050mmの地下駐車場があって、係員にも「大丈夫かな」と心配されつつ入庫したことがありましたが、その時は冷や汗をかきつつも事なきを得ました(スプリンクラーとか壊したらシャレにならないので強行突入はおすすめはしませんが)

その他では上野の地下駐車場が2000mmで入れなかったのが記憶にあるくらいで、後は大抵大丈夫なので、今時の大型立体駐車場の9割以上は2100mm以上の制限となっているのではと感じます(あくまで体感ですのであしからず)

車高が違うと走りの安定感が段違いに変わる

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一昔前のミニバンはとても背高&腰高な印象がありました

話は変わって、次は車高の違いによる走行性能への影響を考えてみます。F1マシンを見てみればわかるように、走行性能に特化した車は、極限まで車高が下げられていて、まさに地面すれすれを走っているような感覚になります。

当然ですが、車高が低いほうが特にカーブでの安定性が高まり、楽にコーナーをクリアしていくことができます。

車高が高い=重心も高いことに直結しますので、遠心力のかかるカーブでは外側に倒れようとする力が強く加わってしまいます。ですので、車高の低い車よりもサスペンションを固めにチューニングしておかないと腰砕けなドライブフィールになってしまうので、乗り心地の面でも車高の低い車より不利になってしまうのは致し方のないところです。

また車高が高いということは車両の側面面積も広大になるので、横風の影響をより強く受けます。高速道路などで、トンネルを抜けた瞬間に強い横風を受けることも多いですが、結構ハンドルを取られてしまいます。停車中でもトラックやバスなどの風圧が直撃すると大きく揺さぶられてしまいます。

車高が違うと居住性が格段に変わる

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ハイエースはさすがの車高ですが、床面も高い…

もちろん車高が高いのは悪いことばかりではありません。車高の高さはすなわち室内高の高さにも強く関係していて、背高のミニバンだと子供なら立ったまま車内を移動できるほどです。大人でも身をかがめることにはなりますが、やはり高さがあると車内での動きの自由度が明らかに違ってきます。

停車中に車内で、小さな子供のお世話をする時など、この室内の高さの違いを痛感することになります。セダンやステーションワゴンなど、低い室内高だと子供を抱っこするにも中腰にすらなれない感じで、頭上もほとんど余裕が無いので何をするにも天井がつっかえて難儀することになります。大人だけで移動する分には気にならなかった天井が、異常に恨めしく感じてしまうことになります。

また、車高の高さが室内高の高さに直結するのは確かなのですが、最近の車は低床化が進んでいるものがあり、ホンダのオデッセイなどは、見かけの高さ以上に室内高がある印象です。アルファードなどの背高なミニバンと比べると控えめなステーションワゴン風ルックスになるにもかかわらず、室内はそれほど低さを感じさせないというか、あまり変わらないなというレベルにあります。二回りほど大きいエルグランドよりも室内高が高いというのですから、技術革新恐るべしといった感じです。

低床化のメリットは、室内高だけに留まらない

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この床面の低さはあっぱれと言いたいレベルですね!

低床化によって、室内高が高くなるのはイメージ通りと言えばそのとおりなんですが、この違いは乗降性にも大きく影響してきます。

低床ということは、すなわち車内の床面と地面との段差も小さくなるということを示しています。ミニバンの乗り降りというと、ちょっとした階段をのぼるような2ステップ分位の段差があるのが普通といった印象でした。しかしながら低床化ミニバンでは、セダンなどと大差ない段差しかありません。天井が高いぶん、むしろ乗りやすいとさえ言えるでしょう。

これは赤ちゃんを抱っこしたお母さん、小さな子供、足腰に不安のあるお年寄りにとってはとてもとても大きなメリットになるでしょう。

当然運転席のアイポイントも低めとなり、重心の低さもあいまってドライバビリティーの向上に大いに貢献してくれます。

別にホンダの回し者ではありませんが、オデッセイは食わず嫌いされている面もあるのではないかなと思ってしまいます。

まとめ

車高が車選びに重要であることを感じていただけましたでしょうか。

どのような車を選んだら良いのか悩んでいる方は、車高から絞り込んでみるのも良いアプローチなのではと思います。

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