燃費向上の方法を検証してみよう!

車を走らせる以上は電気自動車でもない限り、ガソリン代の負担は避けられないものです。できればガソリンに支払う金額を抑えたいと願うのは人情というもので、実際燃費の良い車の販売は好調なようです。

ちまたでは、燃費改善効果が見込まれるという噂のような話がいろいろとあります。

しかしどれが本当に効果があるのかは、あまり良く分かっていないという方も多いのではないでしょうか。今回は私が実際に体験してみた燃費改善方法の効果について検証してみたいと思います。

ガソリンを満タンに給油すると燃費が落ちるのって本当!?

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ガソリンを半分くらいしか入れない作戦は有効なのか!?

ちまたでよく言われる噂のひとつにガソリンを満タンにしてしまうと、車両重量が増えて燃費が落ちるというものがありますね。実際車のガソリンタンクは一般的に40~70リットルくらいの容量があるので、満タンにすると大人の女性一人分の体重くらいにはなりそうです。(水よりもガソリンは若干軽いということもありますが)

重量が変わってくるのはわかるけれども本当に車両重量によって、実際の燃費が変わってくるのかどうかが気になるところです。

というのも、以前に乗車人数によって燃費が変わるのかというカー雑誌の企画があって、(まあ様々な要因はあったのかもしれませんが)実際には多人数乗車のほうが良い燃費なんていう予想とは真逆の結果が出ていたのを見たことがあるのです。そんなわけで、車両重量は思ったほどには、じつは関係ないんじゃなかろうかという思いもあるのです。

ただ、メーカが厳密な条件の下で行った実験では5%の車重増加で1.5%程度の燃費の低下が認めれらるなどという実験結果も出ているようなので、今回はそこは置いておくとしましょう。

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実験の示す通りに1.5%燃費が悪化するとなると、満タン1回分約50リットルで単純計算すると0.75リットルほどのガソリンが余分に消費されるということになりそうです。

0.75リットルのガソリンってリッター120円で計算してみるとおよそ90円ということになりますね。

んんん90円!?それって節約する意味は果たしてあるのでしょうか?

ガソリンを満タンにしないってことは、半分くらい入れるとしても、満タンの時に比べて倍の頻度でガソリンスタンドに行かなきゃなりませんね。一度ガソリン入れに行くと給油から支払いまで10分くらいはかかります。

また、スタンドが自宅への良く使う道の経路上にあれば良いのですが、そうでなければ余計な回り道をしなければなりません。

そう考えてしまうと、ガソリンこまめにちょこちょこ入れる燃費節約法は効果があったとしても、「時間」というコストがかかってしまうことを考えるとかえってばかばかしくなってしまいますね。

手動アイドリングストップではどうか

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アイドリングストップ機構は有効か否か?

最近はアイドリングストップ機構を標準搭載している車も増えてきました。メーカーがこぞって取り付けるということは、もちろんイメージ戦略もあるだろうけど、それなりに効果が見込まれるからと言うこともできそうです。カタログ燃費がわずかでも良いと、販売台数にかなり影響するようです。

ところがよくよく調べてみたら、アイドリングストップ機構は単純にエンジンを止めるだけでなく、再始動に最適な状態でエンジンを止めるように制御されているので、非アイドリングストップ車より全然少ない燃料で再始動できるようになっているらしいのです。

なので、ちょっとした信号待ち程度では、手動アイドリングストップしたところで大きな効果は見込めないようです。

というわけで、アイドリングストップは却下したほうがよさそうですね。

アクセルワーク・ブレーキワークは燃費に影響するか?

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「急」の付く操作は燃費にも良くないと教習所でも教わりますが…

次によく言われるのが急アクセル、急ブレーキ、急ハンドルを避けるというものです。たしかにアクセルべた踏みは燃料をがぶ飲みしそうですし、急ブレーキはエネルギーを無駄にしている感じがあり、急ハンドルは転がり抵抗が増しそうなイメージがありますね。

実際に道を流していると、あからさまにわかるほど極端にエコ走行を実践しているであろう車に出会うことがあります。でもあまりにもやり過ぎると流れを乱すことにもなり、ちょっと空気読めよな残念な車になってしまうので注意したいところです。

エコ走行のキモと言われる加速については、ゆっくりと加速していくのは実はあまり燃費向上に寄与しないそうです。緩やかにでも加速している時には常に濃い目に燃料が噴射されている状態にあり、のんびり加速していると長時間濃い燃料消費状態に置かれてしまうのです。そのためある程度加速はしっかりと行って、極力惰性で走って希薄燃焼状態にしたほうがトータルでは燃費が良くなるということなのです。

結論を言ってしまうと、車間距離を保つのが一番簡単な燃費向上策と言えます。たまに前の車にびったりとくっついて、アクセルとブレーキをせわしなく踏んでいる車を見かけますが、これなどは燃費にはかなりよろしくないパターンであると言えるでしょう。

アーシング効果はプラシーボなのか?

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バッテリーとエンジンをつなぐ太い配線(赤色)を追加

バッテリーのマイナス極を太めの電線で、電装パーツで結び、電気抵抗を減らすことでエンジンの効率が期待され、よって燃費の向上が見込まれるアーシング。

実際に一度試してみたことがあります。結論から言うと効果があるとも言えるし、ないとも言えるという、なんとも歯切れの悪い回答になってしまいます。

どういうことかというと、実際にアーシングをすると確かにエンジンのフィーリングが変わって、(何となく)スムーズになったような気がするけれども、実際の燃費にはほとんど影響がなかったという結果に終わったのです。

ちなみに、アーシングは素人が手を出すと大変に危険を伴いますので、避けたほうが無難であることを念のためお伝えしておきたいと思います。ましてや高いアーシングキットなどに手を出すのは価格帯高価でももったいないです。

燃費が良くなるガソリン添加剤の効果のほどは?

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価格以上の燃費改善効果には疑問符が…

ひところカー用品店などでも盛んに喧伝された燃費向上のガソリン添加剤ですが、実は現在では公正取引委員会によって排除命令が出されてしまい、あまり堂々と燃費改善を謳うことは出来なくなっているようです。

実際に少量で結構高額なエンジン添加剤を購入して使用しましたが、当然ながら燃費の向上効果はほとんど認められませんでした。添加剤分のお金を浮いたガソリン代で回収する作戦は見事に失敗してしまいました。

インチダウンで足回りを軽量化

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インチアップの逆バージョンのインチダウン!

これは、インチアップしていたのを、もとの純正タイヤに戻したということなのですが、実はこれはてきめんに効果が実感されました。もともとインチアップしたときに燃費悪化が体感されていたのですが、満タン法でインチダウン前後を比較してみたら明らかに燃費の改善が認められたのです。

計算上で10%程度の燃費の違いが出たのでこれは無視できない差となって表れたと言えるでしょう。

タイヤのリム径が小さくなって転がり抵抗が減り、またサスペンション下の駆動部分の質量が減ることでエンジンへの負担が大きく減ることが影響しているのでしょう。これは単純に車重が減るよりも効果が大きかったです。たとえて言うならばマラソン選手が軽量の靴を履くのと同じ効果があると言えるのではないでしょうか。

ハイブリッドカーは本当に燃費が良いのか

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キングオブハイブリッドカーのプリウス

プリウスからはじまったハイブリッドブームはいまやミニバンから軽自動車まで、ありとあらゆる車種に広がっていますね。

初期のハイブリッド車はとても高額な印象で、補助金や税優遇を受けても、元がとれるか怪しいというのが半ば定説でもありました。

しかしながら、最近のハイブリッドはバッテリー性能や、精緻な制御システムなど総合的に進化して、悪評を覆しつつあります。

ただし、ハイブリッド車の燃費の良さは、ストップ&ゴーが頻繁に繰り返される場面でのみ、その強みを発揮するというのは従前からあまり変わっていません。

空いた高速道路を流している状態だと、非ハイブリッド車とほとんど燃費は変わらないようです。

まとめ

燃費向上に効果が大きいのは、やはり適正な車間距離を保ち、無駄なアクセル&ブレーキ操作を減らすことにあると言えるのではないでしょうか。

それはなるべく定速を保つことにもつながりますので、燃費改善効果が見込まれるのは当然と言えるかもしれませんね。

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