友人のムーブカスタムに乗せてもらったら軽自動車の魅力に目覚めた件

軽自動車というと、一昔前までは営業車やセカンドカーの印象が強く、MT車の割合も結構高めだったりもしました。

ドアを閉めれば鉄板はペラペラ、内装はプラスチッキーでシートは薄っぺらで、高級感など微塵も感じられないというのが普通な印象でした。

ところが最近の軽自動車は、想像を超えるような大幅な進化を遂げていることに気付かされる出来事がありました。

中には、軽自動車をファーストカーとして乗る人も増えてきていますが、ちょっとそれもわかるなあというくらいのインパクトを感じました。

税金などの維持費の安さも魅力の軽自動車ですが、それだけじゃない最近の軽自動車の魅力について、本音で語りつくします。

軽自動車ってこうだったよね!?恥ずかしながら筆者の軽自動車、思い込みイメージを晒してみる

軽自動車の今までのイメージを列挙してみると…

  • 軽自動車のインパネには、スピードメーターが真ん中にドンと配置され、タコメーターすらついていないのが当たり前。
  • エアコンは付いていれば御の字で、仮に付いていてもほとんどがダイヤル式のマニュアルエアコンで効きも今ひとつのものが多い。
  • シートはビニール生地がデフォルト。しかも板にクッションが申し訳程度に付いているイメージ。
  • エクステリアデザインは、どれも似たり寄ったり。無塗装パーツも多用。
  • 燃費は思ったほど伸びない。
  • 高速道路ではエンジンが唸りをあげて、長距離運転はしんどい。
  • 遮音材が入っていなくて、エンジン音がうるさい。

…と、ネガティブなイメージばかり思いついてしまいます。

でも、軽自動車のイメージってそんなところじゃなかったでしょうか。

己の偏見を悔い改めねば!最近の軽自動車は、ここまできている!

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ところが、最近友人の軽自動車に乗せてもらう機会があって、その進化ぶりに度肝を抜かれました。いや本当にここまで来ていたのかと正直びっくりしました。

私が乗せてもらったのはダイハツの最新型ムーブカスタムでした。

この車は、見た瞬間から軽自動車らしからぬオーラを放っていました。遠くからやってきたムーブカスタムの姿は遠近感を狂わせてくれるほど見事に「ミニ・ミニバン」とも言うべき雰囲気をかもし出しています。

イメージとしてはエルグランドとアルファードを足して3で割ったような感じでしょうか。(3で割るのは小さくなったイメージ)

フロントグリル周りはメタリックに輝いていて、ヘッドライトはなんとHIDを装備!ライト周りは、最近の高級車のはやりのLEDアイラインで縁取られています。

ブリスターフェンダーにサイドエアダム、そしてリアウイングにいたるマッチョなエアロパーツは、当然のごとく車体色で統一。アルミホイールは社外品?と思わせるほどの格好良さです。

ドアミラーウィンカーの存在に気付いてしまった時には10年で軽自動車もメルセデスに追いついてしまったのかと愕然としました。

驚いたことにこれらのエアロパーツも含めて、すべて純正のままということらしいです。「何にもいじってないよ」という友人の顔がちょっとドヤしてるのを見逃しませんでした。

インテリアは、もはやミニバンに比肩、いやそれ以上カモ…

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「とか言っても、ドアを開ければやっぱ軽なんじゃないの?」なんて意地悪く考えていた私ですが、その考えも現実に一蹴されることになります。

新車の香りの後押しもあるのかもしれませんが、内装のクールさに一瞬でやられてしまいました。いや私はダイハツの回し者じゃありません、決して。

インパネ周りにもメタリックなパーツがふんだんに用いられ、ブルーの大理石風!?のラインがアクセントに入っていてもうこれがカッコいいのなんの、もう嫉妬心がムラムラです。

自分自身はミニバンに乗っていますが、ここまでかっこ良くはないです。ええもう5年落ちですが何か?

「カスタムモデルだから、普通のムーブよりはちょっと良いかもね」なんて得意げな雰囲気は隠しようもないようです。むむむ、軽自動車にドヤされる日が来るとは…。

 

ステアリングには、なにやらスイッチがたくさんついていて、まるでゲームコントローラのようです。

ピコピコボタンを操作すると車内には洒落た曲が流れます。

「曲の好みまでカスタムされてるのか」と内心思いながらも、うらやましかったのは言うまでもありません。

ナビの画面はさすがに小ぶりだけれども、なんかタッチパネルがやたらスムーズっぽいです。うちのカーナビはDSみたいな感圧式だけど、これはスマホのような静電容量式で、普通にフリックとかピンチ操作ができるようです。

極めつけはグーグルマップのお出ましです。音声入力で目的地設定もスムーズで、もう無言で感心するより他ありません。しつこいですけど私はダイハツには何の縁もゆかりもありませんですよ。

ABSにエアバッグは…「はい?自動ブレーキ搭載が普通でしょ!」えええっ!?

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ほんの少し前までは、ABSとエアバッグが搭載されていると自動車保険料が割引になっていました。ところが、最近ではABSとエアバッグ非搭載の車を新車で買うのは難しいほどに普及しています。

もちろん軽自動車にも装備されてきているあたりまでは認識していました。

ところが、スピードメーターとタコメータの間にある、これまたスマートフォンぽいディスプレイが気になって聞いてみると…

「ああこれね、まだあんまり使いこなしてはないんだけど、自動ブレーキとか作動すると教えてくれるみたいなんだよね」とのお返事。

なんですと!?自動ブレーキですか?あれってレヴォーグとかについてるアイサイトとかだけのお話だと思っていたけど、まさか軽自動車にもついてるの!?

「うん、車線をはみ出しそうなときも教えてくれるし、前の車が発進してるのに、ぼやっと停まっていると音とディスプレイで知らせてくれたりもするよ」

もういやだ…こんなの私の知っている軽自動車じゃない。

ついつい、これだけは言うまいと思っていたけど思わず出た言葉が

「でも、この車高いんじゃないの!?」であります。

気になるお値段は!?果たして高いのか安いのか?

「そうだな~、値引きはあんまりしてくれなくて、前の車も古すぎてほぼ0査定だったから、なんやかんやで160万円は払ったかな。もうちょっと安いグレードもあるみたいだけどね」

ほーらやっぱり高…、うーん高いんだろうか?

これだけのエクステリアのカスタムの数々に、先進的装備がてんこ盛りならオプションで考えたら普通に40~50万円は取られそうです。

だとしたら、これはあながち高いとも言えないのかもしれない。

ちなみにコンパクトカー代表のホンダのFITは130万円~180万円くらいです。

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燃費はいいし、税金も安いし、取り回しはいいし、装備はすごいし、なによりカッコいい!コンパクトカーとあまり価格が変わらないんだったらむしろこっちの方が魅力的なんじゃ…と置き場もないのに欲しい病を発症しそうになってしまいます。

3~4人家族だったら、十分な広さもあるし、窮屈どころかセダンより天井も高くて広々している。コイツは本当にコンパクトカーキラーになりうるなと本気で感じました。

 

先進機能てんこ盛りで、オトコゴコロをくすぐりまくってくれた友人のムーブカスタムでしたが、みなさんはどんな印象をお持ちになったでしょうか。

私自身は、思いがけず軽自動車に感心を持ってしまい家に帰ってから最新軽自動車を調べまくってしまいました。そうしたらまた驚愕の事実が…。

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今まで関心の薄かった軽自動車に、否が応でも関心を持たざるをえないようなインパクトを友人のムーブカスタムに与えられてしまいました。

なんとなく悔しさみたいなものもあって、思わず軽自動車を片っ端から調べてしまったのですが、出てくる出てくる,おもしろい軽自動車がいっぱい。

ダイハツ以外にもホンダや日産、三菱などの、もちろん頑張っています。

ここにトヨタが入ってきて本気を出したらどうなってしまうんだろうと思ってしまいます。

続けては、最新の軽自動車事情を具体的な車種も挙げて、紹介していきたいと思います。

ムーブカスタムすげえっ!て思っていたら、他の軽自動車もすごかった件

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自宅で軽自動車を調べていて最初に心に刺さったのが、ホンダのNBox+(エヌボックスプラス)でした。車種名に+(プラス)が付いている時点で只者ならぬ雰囲気を感じます。

この車のすごいところは何と言っても荷室が傾斜していることです。

「はあ?荷室は水平な方がいいに決まってるじゃないか?何を言っているんだ」

と思われるかもしれませんが、落ち着いて聞いてください。

 

確かに荷室が平らな方が荷物が安定して積めることはその通りです。ただ荷室が平らにすることによって、地面からの高さは一定以上の高さになってしまうのもまた事実なのです。

そこで、荷室を後方へ下がるように傾斜することによって、荷室の最低地上高が下がり、重い荷物でも圧倒的に積みやすくなるのです。

それが顕著にわかりやすいのが電動自転車で、あの重い電動自転車を車に積もうと思うと大人の男性だって、ちょっとした気合が必要そうです。

ところがNBox+は後ろが坂道のように下がっているので、前輪を乗せやすく、スロープを登るように積み込めるので女性でも大丈夫ですと公式ページにうたっています。(驚愕)

面白いのはオプションで選択できるスロープで、これを取り付けると完全に地面までひとつながりの坂道になります。

なので相当重いものでも台車に載せたまま乗せられますし、車いすも固定具を用意すれば、わざわざ福祉専用車両でなくてもスルリと載せられるんです。

また褒めちぎってばかりいますが、安心してください。ホンダの回し者じゃないですよ。

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そしてもうひとつ感心してしまったのが、前列から後端まで一面のフルフラットになることに加え、床下に後方ハッチからアクセスできる荷室スペースがしっかり確保されていることです。

この荷室スペースがあることで、実用的な車中泊の可能性も広がりますし、仮眠をとるときにも荷物をどかさなくても良いというのは、かなり使い勝手が良いと感じます。

えっと、うちのミニバンは3列ともフラットになりませんが…何か?

これはもう軽の次元を超えた走る弾丸だ!

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格好良し、使い勝手良しだけど、やっぱり走りは排気量決まってるし、パワーも自主規制あるしで、まあさすがに期待できないでしょ…って調べてたらなんとごく最近にアイツが復活していたんです。その名も「アルトワークス」!

知る人ぞ知るこの車、ミラターボとの死闘の数々を繰り広げながらも2000年12月を最後に惜しまれつつも生産中止となっていた伝説のモデルです。

去年10月末に東京モーターショーでベールを脱いだアルトワークスを見てみると…

なんと車重は670kgに過ぎません(2WD5MTモデル)。一般的な軽自動車は900kg前後の車輌重量となっており、いかに無駄を削ぎ落としたかが見て取れます。

ボンネットを開けばストラットタワーバーが光り、サスペンションを覗けばKYBのショックアブソーバーが存在を主張しています。

純正でポテンザのタイヤを驕り、ホイールは走りに特化したデザインで、隙間からのぞく真っ赤なキャリパーは、走り屋の心をくすぐるでしょう。

クロスレシオのショートストローク5MTはアルトワークス専用設計で、リニアに反応するクラッチは荷重特性を極限までチューニング。まさにドライバーの手足のごとく意のままに操れる車に仕上げられています。

とどめはこのアルトワークス、カリッカリのチューニング軽スポーツであるにも関わらずエコカー扱いってことです。何を隠そう、アルトワークスのJC08モード燃費は驚愕の23.6km/Lなのです。これってその辺のハイブリッド車より良いんじゃないでしょうか。

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一時期、環境問題もありスポーツカーがすっかり元気を無くしてしまった時代もありましたが、遜色ない環境性能を身にまとい復活してきたと言えるでしょう。

この高性能をAT派にも味わうことができるように、スズキは5AGS車も同時にリリースしています。AGSとはスズキが開発した、MTとATの利点を併せ持つ、トランスミッションとエンジンを最適に協調制御するシステムです。シフトレバーをM(マニュアル)モードへ放り込めば、ハンドルに装備したパドルシフトが機能。F1マシンにも採用されているセミオートマチック感覚で操ることができるようになります。標準装備のレカロシートに身を沈めれば、気分は完全にレーサーでしょう。

それでいて5AGS車には5MTにはない、自動ブレーキやアイドリングストップ、誤発進抑制機能、急ブレーキをハザードランプで自動で知らせるエマージェンシーストップシグナルなど、数々の先進装備も搭載しています。

通常であれば、これだけ尖ったモデルであれば、快適装備などはキャンセルされてしまうのが常です。しかしながらアルトワークスにはインテリジェンスなフルオートエアコンや、電動格納ドアミラー、キーレスエンジンスイッチなどまで、しっかり標準装備されています。

2000年以前のアルトワークスオーナーが見たら、きっと腰を抜かすことでしょう。私も半分腰を抜かしてますが。

番外編

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最後に登場するのは、ちょっとここでご紹介するか迷いましたが、「軽キャンピングカー」の話をいたしましょう。

近年車中泊ブームにのって、気軽に車中泊を楽しめる軽キャンピングカーが注目を集めていることを耳にしたことがあるかもしれません。

フルサイズのキャンピングカーはその巨体から、保管場所に難儀する可能性が大きいですし、なにより価格が高額です。運転も結構気を使いますし、燃費は言わずもがなです。

そんなことからキャンピングカーはお屋敷持ちのお金持ちの道楽といったイメージが強かったのですが、それをぐっと身近に引き寄せてくれたのが軽キャンピングカーです。

何しろ、ベース車両が軽自動車なのでリーズナブルで、架装もフルサイズに比べると慎ましやかですので比較にならないほどの安さです。

しかも大きさはせいぜいミニバン程度なので、保管場所や取り回しの心配もないといった超すぐれものなのです。これは欲しすぎる!

軽キャンピングカーもフルサイズと同様に、バリエーションが豊富で、見た目は普通の軽自動車と変わらないタイプから、本格的なバンコンタイプまでそろっていて、予算や本気度などによってチョイスできるのはウレシイ所です。

この軽キャンピングカーは、ここでは語り尽くせないくらいの魅力にあふれていましたので、別記事でご紹介したいと思います。

関連記事:軽キャンピングカーの魅力のすべて 軽自動車キャンパーは販売価格・維持費共に安くおすすめ!

 

まとめ

私にとってちょっとノーマーク状態だった軽自動車ですが、久しぶりによく調べてみたら、ここ数年で恐ろしいほどの進化を遂げていることに、本気で驚かされました。

今まで軽自動車メーカーの独壇場だったところに、大手自動車メーカーも参入してきて、熾烈な競争が始まったことも影響しているのかもしれません。

世界のマニアにも愛される日本の軽自動車の今後の行方に目が離せません。

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