タイヤの溝が減ってきた!交換のタイミングとタイヤ選び

長年車に乗っていると、気になってくることのひとつにタイヤの寿命があげられます。一般的な寿命はおよそ3万kmとか、スリップサインが出たら交換とか言われますが、明確な基準があるわけでもありません。

車1台分全て交換となるのが普通ですが、工賃を含めるとそれなりの金額になってしまいますので、できれば慎重に自分の車にあったタイヤを、最適なタイミングで交換したいですよね。

今回はこの、タイヤの交換についてタイミングの判断や交換タイヤ選びについてご紹介してゆきたいと思います。

タイヤは減ってゆくもの…

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縦に繋がっているはずの溝がとぎれとぎれに…

車の全重量がタイヤに掛かって来ますので、タイヤ1本あたりとしても静止状態で300kg~500kgの力が常にタイヤにかかっています。接地面積はハガキ一枚分とも表現されますが、そのわずかな面積で走行中の加減速やコーナリングの力をアスファルトとの摩擦力で受け止めていますので、どんなに強力なゴムであったとしても、摩耗から逃れることはできません。

ちなみにグリップ力の高いタイヤほど柔らかいゴムを使用していますので摩耗は早く寿命は短めです。逆に硬いゴムですと寿命は伸びますが、グリップ力は妥協することになります。

ちなみに概ね3万km前後がタイヤの寿命と言われますが、当然このゴムの硬さも影響してきますし、ミニバンなど車両重量の重いものでFF車だと、みるみる前輪が減っていったりしますので、一概に決めつけることはできません。

車の構造上操舵と加減速の両方を一手に担う前輪が先に減っていくことが多いので、前後のタイヤをローテションすることで、ある程度延命することができます。

スリップサインはタイヤ交換の目安となるのか?

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△印の上にスリップサインがあります

タイヤにはスリップサインと呼ばれるインジケーターが必ず装備されていて、残溝が1.6mm以下になるとくっきりと現れてきます。このスリップサインが現れている状態では当然車検には通りませんし、整備不良の状態になりますので厳密には公道を走行できない状況です。

では、このスリップサインが出ていなければタイヤ交換せずに安心して乗っていてよいのでしょうか。その答えはNO!です。

新品のタイヤの溝の深さは概ね8mm前後と言われていますが、スリップサインの出る直前には4分の1以下になってしまっていることになります。

タイヤの溝が浅くなることで何がまずいのかといいますと、タイヤの持つ排水性能が著しく低下してしまい、水たまりなどでタイヤが浮き上がるハイドロプレーン現象発生の危険が高まってしまうのことがあげられます。

ハイドロプレーン現象になると、タイヤが地面から浮いている状況ですので当然ブレーキは効きませんし、タイヤが空回りしているのでエンジン回転数が突然吹き上がります。しかもハンドルも効かなくなるので、本当に危険な状況です。

特に雨の日の高速道路のワダチなどでは、新品タイヤですら完全に安心できるわけでは無いくらいですので、スリップサイン寸前のタイヤでは、とても恐ろしくて走りたくない状況です。

ですので、タイヤ溝が半分(5分山などと言います)を切ったら、雨の日の運転には充分に注意するようにして、残り4割になったら積極的に交換を検討するのがおすすめです。命にも関わる部分ですので、ここはコストカットすべからずの場所です。

タイヤにも賞味期限があるって知ってた?

それでは、タイヤの溝が残っていれば絶対に安心なのかと言えばその答えもNO!です。タイヤはゴム製品ですので、日々の劣化からは避けられない運命にあるのです。みなさんもつけっぱなしにしていた輪ゴムがあっけなく切れてしまうのを体験したことがあると思います。これも、積年劣化でゴムが変質して強度が無くなってしまうことに起因しています。

もちろんタイヤのゴムは輪ゴムなどより劣化しにくいように研究されていますが、特に雨ざらしで直射日光を浴びる環境などではひび割れの発生を抑えることはできません。

ちなみに一般的には5~6年が寿命と言われていますが、もちろん保管状況によっても全く違ってきますので、日陰保管で10年以上もひび割れなく使っている方もいます。

ただし日向など劣悪な条件ですと、極端な話たとえ走行距離が0であったとしても、劣化で危険な状況に陥ることも考えられます。

ですので使用期限についても年数で決めつけられるものではなく、日々の目視でひび割れが生じていないか、ゴムが硬化してゴロゴロした乗り心地になっていないかなどを注意しておく必要があるといえるでしょう。

タイヤ屋さんは4年で交換が推奨なんておっしゃいますが、しっかりチェックして大丈夫なら必ずしもそこまでする必要はないのではと思います。

タイヤの製造年数は4桁でタイヤの側面の一番ホイールよりに小さく刻まれていますが、下二桁が西暦を表しています。(2016年=16)上二桁は製造週です。

いざタイヤ交換!でもタイヤの種類ってたくさんあって選びかたがわからない…

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このタイヤは215/45/R17 87Vのスポーツタイヤですね

タイヤ屋さんに行ってみると、様々なタイヤが展示してあって、良くわからない記号が並んでいて、知らないとどれを買って良いのか見当もつかないと思います。ショップの店員さんに聞いても良いのですが、概ねの予算や、自分の欲しいタイプくらいは事前に決めておきたいものです。そこで、まずはタイヤのサイズについて見方をご紹介しましょう。

タイヤの側面のホイールとの境目近くを見てみると、何やら数字やアルファベットが刻印されていることに気が付きます。

195/65/R15 90S のような並びで刻印されています。

この意味は左から順番にタイヤ幅/偏平率/ラジアル構造とホイールのリム径 ロードインデックスと速度記号、を表しています。

少々難しい言葉も出てきますが、基本的にはこの数字記号が一致していれば問題なく装着できる可能性が高いです。この記号数値を入れてインターネットで検索すればおおよそのタイヤ価格の相場を知ることができます。

タイヤのタイプによる違いは

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これはコンフォートタイヤですが、タイヤパターンが違うことがわかります

上記の違いの他にもタイヤの性格によって、スポーツ・コンフォート・エコ・格安アジアン・ミニバン用・SUV用などの違いがあったり、また雪道でも走れるスタットレスや空気圧が抜けても走行可能なランフラットタイヤなどなどもあります。

ちなみに代表的なタイヤの種類の傾向を簡単にご紹介すると…

スポーツタイヤは特にコーナリングのグリップ性能を重視していますが、静粛性や耐久性はやや弱い部分です。

コンフォートタイヤは乗り心地の良さを追求していて、静粛性にも優れていますが、グリップ性能と耐久性が弱めです。

ミニバンタイヤは重めの車重に対応する耐久性アップに注力されていますが、乗り心地やグリップがやや弱いといえるでしょう。

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実際に使用してみた生の感想として、コンフォートタイヤについては、新品時は非常に静粛性も高く乗り心地も良かったのですが、摩耗も早くいつの間にか普通のタイヤと差がなくなってしまった印象がありました。あくまで、1度だけの体験ですので断言はもちろんできませんが、静粛性能を長持ちさせるのは構造上難しいのかなという感想を持ちました。

まとめ

タイヤの交換のタイミングは、なかなか悩ましいものもありますが、上記のようなことを一つの目安にしていただくと、少しスッキリとするのでは無いかと思います。

車検整備任せだけではなく、少し自分の目でタイヤを見つめてみるのも大切なことだと思います。

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