キャンピングトレーラーの本当の良さを知らない国!?

「キャンピングトレーラー」と聞いて、みなさんはすぐにピンときますでしょうか。キャンピングカーは知っていても、キャンピングトレーラーという言葉は耳慣れないかもしれないですね。

残念なことにキャンピングトレーラーは、日本ではあまり普及していません。

ただ不思議なことに、このキャンピングトレーラーは高規格キャンプ場の宿泊施設としては人気の設備となっています。

今回は私が実際に宿泊した体験を交えながら、キャンピングトレーラのマルとバツについてご紹介していきたいと思います。

そもそも「キャンピングトレーラー」とはなんぞや?

キャンピングトレーラとは一言で言うならば、「それ自体に動力を持たず他の車で牽引されるキャンピングカー」のことを指します。海外だと大柄なピックアップトラックに引っ張られているイメージが強いですね。

じつはヨーロッパや、アメリカなどでは日本とは比較にならないほど広く普及しています。

ちなみにキャンピングトレーラーには2つの大きな潮流があって、ひとつは米国主流のアメリカンスタイルで、もうひとつは欧州主流のヨーロピアンスタイルです。

ヨーロピアンスタイルのものは、比較的寒冷地でも使われることが多いので、防寒のために二重窓のものが多くなっています。冬場の使用が想定される場合はこちらのほうが、結露にも強く、快適に過ごせるようです。

キャンピングトレーラーの長所とは

camping-2

キャンピングトレーラーの最大の長所は、牽引車と切り離して使えるということに尽きるでしょう。ひとたびトレーラーを切り離してしまえば、牽引車を身軽に使うことができます。近場へお出かけしたり、買い出しに行ったりするのも楽々です。

ちなみに駐車スペースは2台分必要ですが、普通の駐車場でも長さは短くなるので駐車できる可能性は高まります。

そして、移動中は基本的には全員牽引車の方に乗るので、居住部分にのって移動する普通のキャンピングカーに比べて安全性が高いのも結構重要なポイントです。

さらに普通のキャンピングカーはベースの車両がほとんど選択の余地が無く、充分なパワーもあるとは言い難いものです。

その点キャンピングトレーラーなら大排気量でハイパワーなパジェロやランドクルーザーのような車を牽引車として自由にチョイスすることができます。(ミニバンなどでも排気量2000ccあれば、牽引車として不足はないようです)

普通のキャンピングカーの馬力では、日本のようにちょっと走れば山岳地のような地形にはかなり厳しいと言わざるを得ないのです。

さらにもうひとつ大きな美点はコストの安さです。これはイニシャルコストとランニングコストのどちらも、かなりリーズナブルであると言えます。

フルサイズのキャンピングカーともなると軽く4桁を突破してしまうのが普通ですが、キャンピングトレーラーならなんと200~300万円から新車が狙えます。しかも今乗っている車で牽引できる場合も多く、750kg以下であれば普通免許で牽引できてしまいます。キャンピングトレーラーにも車検はありますが、エンジンや複雑な構造などがない分、整備費用も税金もかなり割安です。

短所もちゃんと押さえておきましょう

camping-3

もちろんキャンピングトレーラーも良いことばかりではありません。

例えば、けん引免許不要のクラスだと、いきなりキャンピングトレーラーデビューも可能ですが、さすがに最初は運転に戸惑うことも多いでしょう。曲がるときには内輪差を考慮しなければならないですし、バックで駐車枠へピタリと入れるのはちょっとしたコツが必要になります。

トレーラーの保管場所の確保も当然必要となるので、駐車場を新たに借りるとなるとそれなりにランニングコストも掛かってしまうことになります。

また日本では、まだまだキャンピングトレーラーが市民権を得ているとは言い難い状況ですので、良い意味でも悪い意味でも注目を集めてしまうということもあります。

あまり注目されるのが苦手なタイプの方にはデメリットとなってしまうかもしれません。(目立ちたい人にはこの上ない長所でしょうが…)

キャンピングトレーラーは実際にどれくらい普及しているのか

キャンピングカー全体の売上は、年間で5,000台超(軽キャンピングカー含む)で、登録総数は80,000台超と結構な数が売れているようですが、キャンピングトレーラーは総数でも数千台レベルと普及には程遠い現状です。

ヨーロッパ全体ではキャンピングトレーラーが約400万台登録されていて、日本とは桁違いに普及していることがうかがえます。ちなみに普通のキャンピングカーは130万台ほどと、キャンピングトレーラーが優勢なようです。

ヨーロッパでは、中流階級を中心に広くキャンピングトレーラーが受け入れられていることが、日本との大きな差となって表れています。

なんとなく、キャンピングトレーラーの扱いの難しさや、高級そうな先入観でだいぶ日本人は損をしているのではなかろうかと感じてしまいます。

キャンピング場で実際にキャンピングトレーラに宿泊してみた

camping-4

私達家族が、キャンピングトレーラー宿泊のデビューを飾ったのは、茨城県の「大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ」でした。こちらは全国でも指折りの優良キャンプ場で、高規格キャンプ場の代表的存在です。

こちらには、ほとんどバスと言っても良いような超大型キャンピングトレーラーの「エアストリーム」3台が贅沢にも備えられています。

いきなりキングオブキャンピングトレーラーって感じのところに泊まってしまったわけですが、これは完全に(ちょっと細長いけど)家レベルでした。キッチンは予想以上に広く、電気ポット、炊飯器、電磁レンジ、電子コンロ、冷蔵庫などがそろい、流しも小さめながら2つ備えています。

camping-5

リビングは4人分のベッドにもなるソファーが設えられ、テレビを見ることもできます。

テーブルも想像以上に大きさがあるので、食事の時間もゆったり過ごすことができます。

かなり寒い冬場に宿泊しましたが、防寒性能が高い上にエアコンまで完備しているので実に暖かく過ごすことができます。

トイレは当然洋式のキレイなもので、手洗いもちゃんと付いています。車内のあらゆるところに収納が設えられていて、かさばる荷物も心配ないのはさすがというべきでしょうか。

アメリカ本気のキャンピングトレーラーは、完全に「住める」レベルに達していて、キャンプというよりホテルに泊まっているような感覚になってしまいました。

2回めの宿泊でキャンピングトレーラーの弱点に気づく!?

camping-6

豪華なエクストリーム号の宿泊に気を良くして、再度キャンピングトレーラー宿泊を選択しました。

富士山近くの遊園地「ぐりんぱ」に隣接するキャンプ場の「トレーラー富士」です。こちらはエアストリームに比べるとやや小ぶりですが、それでもトレーラーとしては大物の部類です。

camping-7

内装の調度はエクストリームに負けず劣らずの充実ぶりでしたが、困ったこともありました。たまたまキャンピングトレーラーの固定が甘かったせいもあるのかもしれませんが、富士の風に吹かれて車体が結構揺れてしまったのです。

日中はほとんど気にならないレベルですが、横になっていると途端に気になってしまいます。また他の人の寝返りとかでも微妙に車体が揺れてしまうので、5人位で泊まっているとちょくちょく揺れて落ち着かない感じです。

車中泊の車の揺れとは違って、車体がギシギシきしむようなイメージなので、気になりだすとすごく気になってしまうのです。(私がちょっと神経質なせいもありそうですが)

これがテント泊なら、さすがに地面が揺れることはないので、やはり車輪で浮いている分そういう弱さはあるのかなと思ってしまいました。

そういうわけで、今ひとつ熟睡感が得られなかったことだけが残念ポイントでした。

camping-8

2つのキャンピングトレーラーに泊まってみて(実際に牽引などは体験していないですが)2台目の揺れを除いては本当に大満足で、また泊まってみたいなと思えるものでした。

今住んでいる都内でキャンピングトレーラーを所有するのは、ちょっと現実的では無いんですが、1台分の空きスペースがある家だったならば、真剣に購入を検討してしまうかもしれないほど、気に入ってしまいました。

皆さんも、駐車スペースさえクリアできれば意外とお手軽な価格で手に入れられるキャンピングトレーラーをチェックしてみてはいかがでしょうか。

関連記事

ピックアップ記事

  1. 車を見ただけで、乗ると思っただけでもう本当に酔ったような気分になってしまう方は案外と多いのかもしれま…
  2. イギリスBBCで放映されている大人気自動車番組「トップギア」。 これまでも気に入らない車は徹底…
  3. ドライバーとしてはある意味天敵とも呼べるパトカー。 クラウンやスカイラインなどセダンタイプの車…
  4. 大ヒットし多くの人から愛された車がある反面、人気が集まらず全く脚光を浴びないまま人知れず消えていった…
  5. このサイトでは、車を売る方法を色々と紹介していますが、安全に高く売るには車買取専門店が最も適していま…

最近の投稿

ページ上部へ戻る